ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の地下世界

 ヴェネツィア広場に堂々とそびえる白い大理石のモニュメントは、無名戦士の墓である祖国の祭壇、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂です。なんとその下に、現地人にもあまり知られていない地下世界が広がっています。

 1885年に当記念堂の建設が始まりましたが、1888年、突然紀元1世紀頃の採掘場跡が発見されました。第2次世界大戦中は、この採掘場の一部が防空壕として使われていました。

第2次世界大戦時の電気回線跡
イタリア赤十字の救急室跡
トイレ跡
飲料水飲み場
ロザリオの部屋

 現在、防空壕として使用していた採掘場の一部を見学することができます。記念堂を支える支柱と採掘場だった頃の素掘りの壁に囲まれながらの避難生活を垣間見ることができます。平和とみんなの無事を祈っていたのでしょうか、ロザリオの祈りを捧げるための部屋もあります。

避難民の落書き

 当時の落書きもあります。中には、「お腹すいた。Ho fame.」と書かれた落書きもあり、戦時中の市民の生活がどのようなものであったか想像できます。

 毎週土曜日と日曜日に、無料見学ツアーを2回行っています。イタリア語によるツアーは午前11時から、英語によるツアーは12時からです。記念堂の階段下にある入り口でツアーの30分前から予約が始まります。1回のツアーは最大10名までです。

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