古代ローマ人たちの風呂好きは、よく知られています。
ローマ人たちは広大な帝国内のあちこちに公衆浴場を建設しました。
カルダリウム(高温浴室)、テピダリウム(微温浴室)、フリギダリウム(冷浴室)の
3種類の温度差がある浴室と、運動場、図書館などを併設したレジャー施設でした。
今回は、古代ローマの公衆浴場の中で一番有名な浴場の一つ、
カラカラ浴場をご紹介します。
毎年野外オペラなどが公演されているので、ご存知の方も多いと思います。
先帝セプティミウス・セウェルス帝の意志を引き継いで
カラカラ帝によって完成されたカラカラ浴場は(工事期間212〜216年)、
一度に1600人も収容できる非常に大きな公衆浴場でした。
まず、マルキア水道の分岐水道であるアントニニアーナ水道を212年に造り、
そこから水を引いていました。
浴場の地下には、各浴室を温める釜があり、奴隷たち用の作業通路や、
倉庫、薪を運ぶための馬車が通る地下通路がありました。
また、ローマで一番大きなミトラ教神殿があるのも、ここ、カラカラ浴場の地下です。

2019年6月から、今まで見ることができなかった
カラカラ浴場の心臓部である地下が一般公開されています。
ローマを訪れる際に、カラカラ浴場まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
古代ローマ人たちがいかに情熱をかけてお風呂に入っていたか、
肌で感じることができるでしょう。
